ココロの中のイメージをコトバとカタチに

発音指導について理解を深めると、今のレッスンの質が2倍にも3倍にもUPします。

みなさんは、“発音指導”と聞くと、どんなイメージが浮かびますか?

こんにちは。一人で英語教室を運営する女性を応援する\Cheer Up!/渡邊いくみです。

 

 

ちょっと15秒ほど、考えてみてください。

英語講師として、どんな発音指導をされていらっしゃいますか?

みなさんがしている“発音指導”を15秒で説明してください

 

ハイ、どうぞっ♡

 

 

何事も言語化するということが大事なので、ほんと、まじめに15秒でご自身の発音指導について説明してみてくださいね!伝えたいことを的確に伝える練習になります。

ちなみに私は私がしている発音指導の特徴を“5秒”で説明できます。直接お話しする機会がありましたら、ぜひ「5秒で答えてください!」と声をかけてください(笑)

 

さて、私は今、先生のための発音指導法講座、という講座を開催しています。

これは、“生徒さんのカタカナ発音を英語らしい発音にするために、どうやったらわかりやすく伝えられるか”を学べる講座です。

先生自身の発音の勉強にもなりますが、この講座の目的は先生自身の発音矯正ではなく、“わかりやすく発音指導できるようになる方法”を学ぶことにあります。

発音に苦手意識がある先生も受講されていますが、発音に自信のある先生やバイリンガルの先生も受講されています。

自分が発音出来ることと、わかりやすく教えることは別物だからです。

 

そんな“発音指導”がご縁で知り合った先生方に、冒頭で書いたような「発音指導のイメージ」について聞いてみたところ、こんな回答をいただきました。

  • 音素を綺麗に言えるようになる指導+ブレンディングの指導
  • フォニックス教材を使って音素を教える
  • 発音指導=フォニックス指導
  • 音素や単語の指導
  • 口の中に指を入れたり、舌の動かし方を棒を入れたりしながらする指導

 

みなさんはどうでしたか?

私の感覚でも、発音指導≒音素指導またはフォニックス指導と思われている方が多いのではないかなと思っています。保護者の方も、先生方も、こんなイメージの人が多いかな~と。発音指導=口の形や息の吐き方を教える、みたいな。

 

私は自分の教室のブログでも語っていますが、フォニックス指導=発音指導ではないと考えています。

フォニックスを学んでも、発音は良くならないです。
フォニックスを学ぶと、発音がよくなるんだってよ! なんて話、聞いたことありませんか? これは、合っているようで合っていない…なんとも微妙なニュアンスなんです。 フォニックスを学ぶと発音がよくなる、という説明は、私としては間違っている(あるい

ざっくりいうと、

  • フォニックス=読み書きのルール
  • 発音=声の出し方

なので、指導内容が重なるところもありますが、イコールではないんですね。

発音が間違っていても、フォニックス指導はある程度出来ます。でも発音が間違ったままではいつか必ず行き詰ります。フォニックスの教授法とは別に、音声学的分野の知識もちゃんと持っていないと、フォニックス指導の中で発音指導をすることは出来ません。

 

私が言う発音指導とは、音素や単語レベルの指導ではありません。

弱化・連結・脱落などの音の変化、リズム・イントネーションなどから生まれる英語のプロソディ、そういったこともすべて含めて、英語で何かを伝えたり、英語で自分を表現するために必要な最低限の発音の力を身につけられるよう指導することが、発音指導だと考えています。

 

みなさんは、どこまで発音指導について考えたことがありますか?

あるいは、発音そのものについて学んだことがありますか?

「言われてみればそこまでちゃんと考えたことないかも?」

と思われたら、このブログとの出会いを機に、考えてみませんか?

なぜ日本人がいつまでたっても英語を話せないのか。

 

 

 

…それは、発音を知らないからです。

超シンプル。話したくても話し言葉をわかってないからです。

話し言葉の基本が発音=声を出すという事。

日本人は英語の声の出し方をまず知らないんですね。学校でやらないですしね。

 

読む書く聞く話すの四技能の中で、さらっと発音のことは学ぶのかもしれないですが、発音を一技能としてとらえている先生は、まだまだ少ないのではないでしょうか?

読む書く聞く話すに【発音】をひとつの技能として入れたら、さらに四技能指導の質があがると私は思っています。

四技能か発音か、ではなく、相乗効果で質が上がっていきます。

 

先日、これまで先生のための発音指導法講座をご受講いただいた先生たちと、講師交流会を開催しました。

ご感想をいただいたので紹介しますね!

発音について自由に話ができる交流会は、とても新鮮でした。
英語を教える上でいろいろな要素がある中で、発音に絞って意見交換できる場は貴重だと思いました。参考になることがたくさんありました。
また次回も楽しみです。

発音、という視点に絞って話が出来るので、興味深くタメになるお話ばかりでとても楽しかったです。

今育休でレッスンをしていないので、早くレッスンをして色々試したくなりました!

いくみさんのAmazing Grace素敵でした♡

対象の生徒さんは皆さんいろいろ(親子、幼児、小学生、中学生などなど)だけど、発音指導を大事にされている先生方の具体的なお話が聞けてとても勉強になり、楽しかったです♡
♪stand-up sit-down♪の音素分解、いくみ先生の歌も聞けたし、大満足です😆

 

私の歌の感想もいただいて、恐縮です(笑)

Amazing Graceを歌って、英語発音の要である腹式呼吸と発声練習をするっていう話とか。

Stand up, Sit downという歌の歌詞を、どう分析して、どんなふうに歌えるようになるまで練習したのか、っていう話をしたんです。

やっぱり発音指導と音楽・歌は切り離せないですねぇ。

 

でも、ただ歌えばいいっていうもんじゃないんです。

どう歌うのか、いえ、そもそもどの曲を選ぶのか、なぜそれを選ぶのか、どういう効果を狙っているのか…そこをちゃんと押さえていないと、ただ楽しく歌っておしまいになってしまいかねません。

それは発音指導ではない。

 

発音指導とは、先生の発音に対する知識と引き出しの多さ、そのものです。

先生が発音出来るだけじゃ指導にはなりません。それだったらネイティブスピーカーだったら誰でも教えられることになります。

そうじゃない、ですよね。

日本人には日本人の癖を熟知して、わかりやすく“教えるための知識とテクニック”が必要です。

 

それを学べるのが、先生のための発音指導法講座

あなたのレッスンスタイルを変えずに、質を2倍3倍に上げることが出来ます。

一緒に精進していきませんか?

私も毎日練習しています!

伝えたいことを伝えられる日本人の、学びたい意欲をサポートしていきましょう!

先生のための発音指導法講座
この講座は、HIMAWARI-英語と育児の親子教室-が主宰しております。 詳細はこちらのページからご確認ください

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました